2017/10/29

NINOW -TEXTILE JAPAN IN PROGRESS- 終わりました




NINOW -TEXTILE JAPAN IN PROGRESS-
終わりました。。

皆川さんをはじめ、ミナペルホネンの皆様
ヒルサイドテラスさま
そしてご出展くださった企業様
片岡さん、
ロゴを考えてくれた北村さん
無茶振りのDMパンフレットデザインの要望に応えてくださった白澤さん
完璧な什器で素敵な空間を作ってくださったsoi大和田さん、井上さん
この素晴らしい写真を撮ってくださった末松グニエ文さん
足立さん
そしていつもサポートしてくださっている方々に御礼申し上げます。

なんだかずっと夢心地です。
こんなことがこの世で起こるんだな

私たちNINOWのメンバーは
「布と産地が好き、ここで生きている、これからもここで生きていきたい」
という共通の思いがあって
その思いが、こんなことを起こすなんて想像もしませんでした

新しい時代なのです

生地値で勝負するような布の世界ではなく
布の面白さで勝負できるような布の世界へ

「若手」ということでスタートしましたが
この流れが年齢関係なく、じんわり浸透していくといいなあと思います。

そして繊維産地に就職したい学生の方々
心配することなく産地へ来てください
私たちがいますから、きっと大丈夫です。


皆川さんの暖かい眼差しとお言葉が、心の中で反響してすごい音を立てています

個人的には企画に向いてないかも、諦めた方がいいのかも、ってここ最近考えてたんですけど
布好きだな、布作りたいな、布作りを諦めたくないなって思いました。
布本当に好きなんだなーわたし、、布しかないんだよな。。
もっと布の存在に近づけるように、恩返しできるように、覚悟を決めてもっと成長します。


まだまだ綴りたい「ありがとう」の言葉だらけだけど、
TEXTILE JAPAN IN PROGRESSなのです。
この言葉はゆきちゃんが提案してくれて、みんなで決めました。
それだけなのです。



2017/08/09

おかえり、雨つぶ







2015年夏
この「雨つぶ」を織ったときはちょうど梅雨のとき
雨つぶは6月のイメージで作ったんだけど
私がアイディア出すのが遅くて
どんぴしゃの梅雨のときに織ってた
梅雨に販売したかったんだけどね笑

これが出来上がったとき
かわいい!って思ったけど
まだまだ自分だめだなーって反省したなあ(今も反省しまくりだけど)

でも自分が思うよりも手にとっていただく方からは評価が高くて意外だったなー

あのときは師匠しかいなくて(師匠しかって言ったら失礼だな笑)
まだ1人で機屋さんに行くのも怖くて、おじいちゃんとも話すのも何話したらいいんだろーってとにかくアウェイ感がすごかった

組織にも所属してないし、何がやりたいのかよくわかんない子だったんだろうな
私自身どうしたらいいのか、まだわかってなかった
そんなときに織ったのが「雨つぶ」でした。

春頃、お客様が「雨つぶ」を選んでくださって
またこの夏に織ることになりました

このブルーが織機にかかったとき
このときこんなこと考えてたなー、こんなんだったなーってぶわあって思い出して
まだ2年だけど(今年で3年目)
いろんなことがあって、いろんな人と出会って
また雨つぶが生まれてきてくれて良かったなあって思った

おじいちゃんはあのときと同じように
「なんやこれ、さっぱりしとるやん。大丈夫?」
って言ってておもしろかった。
「大丈夫です!それ前も言ってたよ!」って私は返した
やりとりは同じなのになんか全然違った、

産地に入ることは、やっぱり大変です
歴史の壁や業界の壁があります
業界用語だらけだし何言ってるかわかんないです

でも2年経てば全然違いました
こんなにもあったかくて人のにおいがします
心を燃やしていけるのです

今は金ちゃんがいて、機屋のおじいちゃんもおばあちゃんもいて
なんかちょっとまだ迷ってるけどニューカマーもいて

仲間が増えてくっていいですね
こんなにも毎日って楽しくなるのかなって不思議なくらいです
もっとおもしろく楽しくしたいな、

次、雨つぶ織るときはどうなってるかな
ポケットたたいたらビスケットがふえる歌、みたいになってたらいいな
粉々じゃなくてちゃんと増えてるってことね!




雨つぶの発売はhttp://terihaeru.thebase.inで11日(金)からです。




2017/07/25

いとへんの会!


先週末、群馬桐生で行われた「いとへんの会」に参加してきました!

春以来の桐生、涼しくて気持ちよかったなあ〜〜


今回の講義は泉工業のめいねさんの授業
テリハエルにラメは不可欠なのですが
ラメのことをあまり知らなかったし
展示会でめいねさんとお話したことはあったけど
もっと話しを聞きたいな、と思って桐生行きを決めました


ラメ糸が出来上がるまでの工程をWSで解説していて、すごくわかりやすかったし
何よりもめいねさんのラメ糸に対する愛情と会社への思いがとてもまっすぐ届いて
すごいことだなあと思った

ここで「熱いですねえ!!」というのは違うのです

そこまでの気持ちにならないと、会社とか繊維業界って変えられないのです
私も同じ気持ちなので「熱いなあ」とは思わない

「熱いなあ」と感じる方は別にこの業界は変わりっこないよ、って思っている気がする
どこか他人事で嫌いな言葉です

私はそれは愛情だと思う

めいねさんはその愛情を10年も続けて感じ、行動していて、ラメ糸のことが好きでたまらない!というのがビシビシ伝わってきて
10年先、私もこんな風になっているだろうか、布のことをこんなに理解できているだろうか?と未来を想像してしまいました

そしていろんなことに揉まれながら10年の時間を経験してきたんだ、と思うとやっぱり尊敬なのです



こうして産地の外でいろんな方に会うと
みんな同じことを感じて行動していて
そうやって行動している人たちみんな家族のような
抱き合いたくなるような関係なのです



濃い時間でした


















2017/07/16

苦手克服しよう

あっというまに夏になった
セミが鳴いている

新作を作っているんだけど
今回はきちんと1人で整経からやってみよう!というのでやっているんだけど(全然手伝ってもらってるけど汗)
全然できなくて、落ちこんだ。。
instagramで@hataya_nikkiで公開しています


糸は正直だから、集中して糸ときちんと向き合わないと怒ってしまう
わかってたはずだけど、失敗した、、
すごい時間かかっててうわあ...orzとなる


織物の良さはやっぱり糸にあると思う。そして糸の使い方。

私は学生時代はプリントのほうが好きだったんだけど
尾州の布、っていうか師匠の布を見てから織物に惚れてしまった


織りでフリーのデザイナーやってる人が少ないのも
やっぱり難しいからだろうなあと思う。
デザイン的なものと設計の算数がいるっていう正反対のものを乗りこなせないとできない

バリバリ文系の私にはもう苦手中の苦手!


でもなんか苦手だと思ってたものが「やらんかい!」ってよく目の前にぶら下がるようになってきていて、それはそれでおもしろい。
人生やなーと思う。


最近初期に作った生地にオーダーがついたので
久々におじいちゃんに織ってもらったんだけど(私は新作につきっきりでできなかった)
あの時と同じ言葉を言っていて、おもしろかった!
「なんやこれ、あっさりしとんなー」って
でも可愛くなるから大丈夫よーって





なんとなく、また新しい風が吹いています
人が変わっていく様子を見るのはとてもきらきらしていて、まぶしいです
どうなるかわからない
でも明るい方向を見てて
パズルが埋まっていくようにピッタリな感じ

毎日魂が震える思いです。

暑いし、しんどいけど、これが真の仕事かな、と思う時間を過ごしています。


この3連休は機屋に費やしますが
次の週末は桐生にて「いとへんの会」に行くのでそれが楽しみ
ラメリストめいねさんのお話と繊維の同窓会になりそうでワクワクです

道中松本とか寄っていこう!














2017/06/26

終わるのかどうか決めるのは私たち


売れない
できない
継げない


最近、私を奈落の底に落とす言葉たち。

そんな言葉を発するのはあと20〜30年ほど業界で働くであろう人々


ファッション業界は簡単に言うと「終わってる」らしい
へぇー

それは作る側が楽しんでないからでしょう

ファッションを伝える側が「終わってますね」っていうからでしょう

繊維は「終わってますね」っていうからでしょう

それで「後継者なの!ガンバッテネ」だってさ


こっちは必死で道探してるのにふさがないで

私はあと60年はこの業界で働きたいんです



どうにかして作る側も受け取る側も楽しく良い環境が整うように
日々考えながら、機屋に向かっています。


私だけでなく、日本全国でこう思っている若手はたくさんいます。

「後継者育たないんだよね〜」育てる気がないからです。
「「終わってくから。」」でしょ?


終わるのかどうか決めるのは私たち。
先が見えているあなたではないでしょう?


世の中の雰囲気を作るのは私たち。
違いますか?



現実を見ていないわけではないんです。
でも現状を見て手を入れれるところはたくさんある。
改善できる点もある。


チャレンジはさせてほしい。
布の世界でしか生きられないから。













2017/05/16

産地人巡り、桐生と播州

先週は桐生と播州に行ってきました。

9-10日に桐生と13日に播州

桐生は群馬県。
播州は兵庫県西脇市。


〇〇州っていうのは面白いよね
県でも〇〇地方でもなくて、〇〇州。
たぶん、繊維業界限定の呼び名ではなく、昔からある地域の呼び方だと思います。


今回の産地の旅は
各産地で繊維産業に関わっていて
産地を盛り上げようとしている私と同世代の方に会うための旅でした。


群馬桐生市では川上ゆきちゃん。
兵庫県西脇市では小野さんとまななさん。


なんと女子ばっかりなのです!
そんなこと気にしてなかったけど男の子あんまりいなくて、、
がんばれ男子。。。


そんなことは置いといて

川上さんとまななさんは初対面!
でも狭い業界ですので、もちろんお二人のことは知っています。

川上さんは知人友人からの激プッシュがすごくて
お会いしたらもう!ノンストップでお話しできる。。
テキスタイルもすごく素敵で、、繊細でかわいい。。
まななさんはブログをやられていてよく読んでいるのですが
機屋行ったら工場長になってて、すげえ。。
機屋ちゃんとやれよって激励してくださったよう、、テキスタイルも質感がすごくおもしろいのがあって感動。。



話したことはなくても
他産地で頑張っている方というのは
なんとなく親近感が勝手に湧いていて
話さなくてもわかっているような、、、(勝手にですが!)
通じているというような感じ?
なんにせよずっとお会いしたかった方に会えたのですごく嬉しかった。






ああ、、桐生の写真しかない、、播州すいません


今回の産地をめぐってきて
1人じゃないなあ、というのと
産地でがむしゃらに動いてみる!という感じが似ていて
不思議な感じ。みんな同じだあ。嬉しかった。


時代の変わり目、本当にそう思った。

悲観的になることもあるでしょう
絶望的になっている人もいるでしょう

私たちにとってはこれからなのです

これから、という言葉には悲観も絶望もありません


現実を見ながらも新しい時代に持っていこうとしているのです


何もしていないのに悲観的にならないで

私たちは動いていてがむしゃらに掴もうとしている

その悲しい気持ちで道をつぶさないでほしい

私たちは必ず良い未来を掴むでしょう

だって布と産地とでしか生きられないから
ここに生かされているから



未来は楽しみだな、
どうなるかなあ








2017/05/09

季節は繰り返すけど実はみんな成長している

すっかり春だ
というか夏だ

季節が早く変わっている気がする
というか止まっていないということかな

虫の音やかえるの鳴き声も聞こえるようになって
田植えの季節になったな、と感じる
この季節が一番好き


バタバタと外へ出る時期が終わって
また内にちからを溜める時期になった



今年はなんだかスパゲッティをくるくるしているフォークの気分
いろんな美味しい具や麺をまとめて、美味しい一口にすることが目標
くるくるはとても楽しい、でも豪華な麺と具なので頑張らなきゃという感じです
大変光栄なフォーク役
頑張って務めさせていただくぞ!という使命感でいっぱいです


最近思うことは、否定したくないなということ
否定からは何が生まれるんだろう
いつも破天荒な私だけど師匠は私を否定したことがないな、
さすがに注意はしてくれますが!
ふと、すごい人だなあと思う

師匠のようにすごい大人たちが世の中にはたくさんいるんだなとも最近思います
海のような空のような、どこまでも続く道のような
自分が大人になったらすごい大人になれるでしょうか

すごい大人は否定という言葉がないようです
やってみないとわからないよねという感じに

でも否定する人を否定しないのもすごい大人です
それはその意見
できることならば理解したい

正しさはどちらにもあるのです
ただ問題の切り口が違うだけで
楽観的に捉えるか、否定的に捉えるか
それだけでこんなにも違うことになる

未来がどうなっていくかは分からないけど
私は超楽観的に進んでいこうと思います
すごい大人になれるかな


たまにSNSを見返すと、ついこのあいだのことなのに
だいぶ前のような気がする
5年前なんてだいぶ別人だ

この現象はとても不思議だな、、
季節は繰り返すというけど、実は成長というやつらしい


明日、初めての桐生に行きます
すごく楽しみ!
繊維は広大だ〜〜(攻殻機動隊にはまっている)





2017/03/29

東京雑感

3月15日から26日まで東京出張でした

今回はyohakuさんで行ったイベントと師匠カナーレの展示会、東京ファッションウィーク関連のイベントが重なり長期の滞在となりました。

今まで東京にこんなに長くいたことはなかったので、今回は今の東京の空気感を感じ取ることができたし、たくさんの人に出会うことができました。

機会をくださったKさん!本当にありがとうございました!!


東京に行く前は、アトリエを出たこともあって自分の立ち位置をどこに置いたらいいのかモヤモヤしていたのですが、やっぱり自分は外に伝えていく人間なんだなって強く思った
もちろん生産をやることも必要だし、必須事項なんだけど、適材適所で私はそういう役目なんだな、
足立さんがいて金ちゃんがいて私がいて
今の形はちょっと大げさかもだけど、運命の形で、その中でやっぱり私は人に会って、1人1人にきちんと伝えて、仕事を作って、産地に持って帰る。
そういう役目だと思った


今回心に残ったことはセコリ荘宮浦さんとWWD編集長向千鶴さんとミーシャジャネットさんとのクリエイターズトーキョーのオープニングトークショーで
ミーシャさんが「自分のクローゼットにあるものは糸から作るところから奇跡の連続で私のクローゼットにやってきたんだ、全てが奇跡なんだね」って仰ってて
糸を作る人、染める人、織る人、縫製する人
全員が機械じゃなくて人なんだよな
宮浦さんも言ってたんだけど「この会社のこの企画の人にこの生地はお願いしたいんです」っていうのがある
わたしたち織る側もこの企画はこの糸屋さんじゃなきゃってあるし、全部が人
クローゼットに行くまでがすべて人で、すべてが出会いで繋がって私のクローゼットにある


ショーも何本か見せていただいて
初めて見たんだけど、あんな古い機屋で織ってたのがスポットライトに当たって、きれいに歩いてて
すごい仕事に関わっていたんだな~と再確認しました

「服なんていらない」「ベーシックな服で十分」
そんなこと言わないで!
流行はもちろんあるし、好き嫌いもある。
だからこそ、ファッションが楽しい
好きな服着てワクワクすることが日々の活力になるのです

そう思えないっていう人がいたらあのショーを見せたいな、
あんなショー見たらワクワクしちゃうし、ドキドキする
そういうものなんだよな、布とかファッションって理屈じゃなくて「かわいい」で十分なんだよな。


ファッションを楽しむのはおしゃれな人だけじゃなくて
みんながしていいこと
もっとたくさんの人にあのショーを見て欲しかったし、布を作る現場からあの場所に行くまで
どれだけの人が関わってそれぞれに悩んで、その上でワクワクが成り立っている

人をワクワクさせたいんだよな、


ファッションはなくても生きていけるけど、やっぱりなくては生きてる価値がなくなるものだよ
布と服の魔法をたくさんの人に信じてほしい
どんな人でも自分のために好きな服を着て外に出てほしいな


去年、機屋さんが倒れてもう復活できないかもしれないってなった時
「もう本当に産地をやり直すことはできないのかもしれない」
「やっていても意味がないのかもしれない」
って正直思いました
もうだめかも、と声をあげても、本当に助けてくれるものはなかった
まあ、助けを求めちゃいけないんですけどね、
そういう気持ちでした。

それでも今できることを着実にやっていこう、と決めて
アトリエを出て、布を作って、こうやって色々な人をお話しして、伝えて

今回の出張で、ちょっとだけ、ほんのちょっとなんだけど「あ、トンネルを抜けるのはあともうすこしなのかも」と思えた
抜けたってまた次のトンネルが現れるかもなんだけど、第一関門突破みたいな
そんな風に東京の夜景を見ながら思った

この場所は私にとって、まさにファッションであり、刺激であり、人の暖かさがあって
また今回もちょっと背伸びをして、その分伸びて
そのパワーを産地で発揮しようと思うのです


でも今回はちょっと特別
いや、かなり特別
きっと何年後か、この2週間を振り返る日が来ると思うな




テリハエル的おしゃれです




2017/03/12

産地見学ツアーとうれしいこと





昨日は大ナゴヤ大学さん主催で私がガイドを務めさせてもらった
尾州産地見学ツアーでした。

知人、友人がSNS等で広めてくださり、ほぼ満員のツアーとなりました。
ありがとうございました!

参加してくださった方には、身の回りの布について、もう一度考えていただくきっかけになればいいなあと思っています。

どういうところで布が作られ、縫われているのか
どんな人が作っているのか。

尾州だけでなく全国、そして世界の「服」が作られる現場について考えていただければ、と思います。


単純に工場は楽しいし、面白いけど、じゃあその裏に何があるのか。
楽しんでほしいし、面白くしたい。
でも何を抱えているのか感じてほしいなと思っています。


最近繊維業界の方が「勇気をもらいにきました!」「元気をもらいにきました!」といってイベントなどにお越しいただくことが増えました。

本当に嬉しいことです。
ありがとうございます。

下降をたどる繊維業界に、「布が好きだから」という気持ちだけでぶつかっていこうとするとき
産地に入ることを決めたら、簡単には辞めれないこと(産地の方にとってとても失礼にあたるので)
高齢化が進む現状に焦ったり、自分の実力のなさに落ち込んだり

私も一緒です!

でもこうして繊維業界の方々が頑張ろうってお互いに目線を合わせていることは、全国の繊維業界が今変わろうとしている証拠です

何だかとても嬉しいし、苦しい時も悩んだ時もたくさんあったけどterihaeruやっててよかったなあ。。
terihaeruは照り映えるで「光をあてる」みたいなイメージでやってきたので、そうやっていろんな人に光が当たってるみたいで嬉しい。

お話ししている中で「でも新しい時代が来ますよね」という言葉が出たとき、ぐわ〜〜となりました。

布にとっての、新しい時代。

日本の繊維産地の新しい時代。

作りたい。


がんばろ。

2017/02/02

継ぐ、ということ


久々になってしまったけど、去年倒れた機屋さんのお見舞いに師匠と金ちゃんと行った。

その時はリハビリ室にいて、私たちが来たら、びっくりした顔ですごい笑顔をくれた。

私は遅くなっちゃったけど明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いしますって言ったら私を指差して笑ってくれた。

なんだか、すごい人間の芯の部分を見た気がした。
ちょっとシャイであんまりニカーッと笑わない人だったけど、なんかすごい笑顔だ。
すごい笑顔ってパワーがあるなあと思った。

いろいろ近況報告をして、筆談で話した。

昨日、立てたって書いたからびっくりして、すごい!!って言ったら
歩けるようになるから、って、じーーーんとしてしまった

師匠が、金ちゃんも私も待ってるから、早く歩いて機屋にこいって言ったら、うんうんって頷いて、またニカーーっと笑った

だいじょうぶ、って書いたのだ


命とか、仕事とか、生きることとか、人と人の繋がりとか、丸ごとひっくるめていた時間だった

胸が熱い

なんとかしたいって思う
ずっとなんとかしたいって思ってやってきた

なんとかできてるのか、まだわからないけど、とりあえずいろいろ動いている
私のこの動きが正しいのかもわからない
この業界のタブーとか、なんかいろいろわからないけど
今の現状から良くなることを考えてやっている

だから失敗もする
失敗して、あ、だめだった、こっちだ、っていつもその繰り返し



私は今、機屋さんのそばにいたいです

それが今、正しいことだと思います

織機覚えること、生産現場を立て直すことがまず最優先

まず80代に頼ってちゃだめで
まだ私も頼ってるけどさ
でもこれからは20代に頼ってもらわないと、だめだよね


またちょっと変わりますが、私自身の最初の気持ちは変わりません。
気持ちが変わらないから、逆に変わっていくしかないのかな。


またまたご迷惑かけてしまいますが、よろしくお願いします!











2017/01/14

FAmagazine







今、大阪にいます!
明日から明後日の阪急うめだに出店のためです。
初めての阪急うめだイベント!
最近大阪でのイベントが増えてきていて嬉しいな。

特に明日は流しの洋裁人原田さんとのコラボなので楽しみ。
次回の新作もかなりフライングでもっていくのでリアクションがどうかなーとこちらも楽しみです。

さて、昨年11月ごろに撮影&取材していただいたFAマガジンが届きました!
まさか自分がこんな被写体になるとは。。。
楽しかったな〜
自分のやっていることを単純に「おもしろい!」と思っていただけるのはありがたいことだな。。

美容院などに置いてあるフリーペーパーですので、手に取ってみてください!