2018/03/31

NINOW vol2 無事終了しました!




NINOW vol.2無事終わりました。

ご支援いただいている皆川さまをはじめミナ ペルホネン森さま、岡部さま、そして何よりもNINOWの(私の?)校閲や相談をずーっとさせていただいている片岡さん、素晴らしい空間をいつも考えて作ってくれているsoi大和田さん井上さん、素敵なパンフレット&DMを制作していただいた吉本さん、本当にありがとうございました!
上の写真はしゃかいか!の市岡さんに撮っていただきました!とってもすてきで感激!!

来場者も300人を超えたようで、前回よりも100人ほど上回りました。
数字云々はこれからなのでなんとも言えませんが、来場者のお名刺を見てみると、異業種交わってる感じでとっても面白いです。
ご来場の皆さま本当にありがとうございました!

NINOW一回目、自分とのズレに愕然としました。
自分で考えた企画だったのだけど、自分が「NINOW」に追いついてなかったのです。
「担う」という言葉を背負えていなかった。
自分にとって「担う」こと。尾州とションヘルを「担う」ことってなんだろうと、前回が終わってからずっと考えました。

生産現場を持つことはリスキーです。
ささやかな商売はできません。
リスキーな分、返ってくる部分は大きい。
どうしても大きい商売になってしまう。

私がまだ担えなかったのは、次のステップは「生産背景を作ること→生産現場を持つこと」だと気づきながらも、それは怖かった。
だからいろんな人に甘えてました。
でも、自分がやりたいこと、現状を見てやるべきことは確実に1段階段を上がることだった。


※なんか否定&理解されないことが多いので書いちゃうけど
「機屋、職人」をやることが私の「担う」ではないです。
今ただ「機屋、職人」をやっても現状は変わりません。
根本的に直さないと機屋が生きていけるようにはならないからです。
まずは「生地値」から見直さないといけません。
この今の問題は、買う側の金額と作る側の労働が比例していないことです。
じゃあ、作る側の労働と生地値がイコールになる商品はなんなのか。
作る側が値段をコントロールできる商品を作ること。
作る側を守っていくための商品を企画すること。
作る側=機屋が今後継続していける世界を作る。
そして同時に、作る側=機屋も勉強&育てるという同時進行なのです。
この2つはとても大事なこと&時間がないので同時で進めます。


年が明けてから、やっと「担う」覚悟ができました。
なので今回のNINOWはすごく清々しかった。
晴れやかな気分で迎えることができました。

私にとってNINOWは自分が成長できるプロジェクトです。
まだ全然赤字だけど、赤字以上に自分が成長しています。
刻々と自分が変わって、この場所にたどり着きました。

今日事務所に行ってみると、NINOW会期中にションヘル織機が工場に入っていました。
自分の力量不足も、背負おうとしているものの大きさもわかっています
お世話になっている人の期待や不安も感じてます
でも、「尾州のため」でもあるけど、これは「自分のため」なのです

それに、不安になったり怖くなった時は、相談できるNINOWメンバーが私にはいるのですから!
小野さん、ゆきさん、まなさん、いつもありがとうございます!
井上さん、斎藤さん、今回からのご参加、本当に嬉しいです。

同時期にこうやって同年代が産地に入っていること、きっと何かがあるのでしょう。
なぜ惹きつけられるのか。
それは日本の産地が、布が素晴らしいからです。
私たちが生まれるよりもっと前、ずっとずっと前からある、産地の布が好きだからです。
この気持ちが産地を業界を動かすことを、今回は確信できました。

もっともっと揺り動かせるよう3回目もいろいろな仕掛けをしていきたいです。


プレゼンテーションタイムの素敵な表情をとっていただいたのは、トリッキーの毛利さんです!
ありがとうございました!








次は私の布をしっかり魅せたいなあ〜
でも焦らず、じっくり向き合って私らしく、私なりに「担って」いこうと思います