2018/05/07

桐生NINOW旅







NINOWが終わると1ヶ月後ぐらいに反省会をする。
前回は播州で反省会をさせてもらったんだけど
これがとっても良かったので、出展している人の産地に行って、工場見学もさせてもらいながら反省会をすることにしている。

2回目が終わったので、次はどうしようかーという話になり
今桐生には面白いお店がたくさんできているよね...じゃあ桐生で!
ということになった。

桐生の川上ゆきさんがいろいろ手配してくれて本当に楽しい時間になった!本当にゆきさんありがとう!

ゆきさんが主催している「いとへんの会」でNINOWのプレゼンと、hatsutoki村田さん、富士吉田をまとめている高須賀さんのお話の3本立ても企画してくれて、本当に濃い時間でした。


桐生は本当にいいところ
山に囲まれているからか、なんとなく街に一体感があって、まとまっている
街の特徴が中心部にぎゅっと詰まっていて、濃密なお店が多い。

私は平野の民なので、全然違うなーと思う

NINOWの前回の話をしながら、自分の中でもちゃんとNINOWが進むべき方向が固まってきているのを感じる
本当にNINOWに成長させてもらっている。
このNINOWができているのも、産地の先駆者である播州の小野さん村田さんがいて、ゆきさんまなさんがいたからだなあと思って、ご縁が繋がって、こうして産地の未来を同じように考えていけることが嬉しい。

感謝の気持ちとご縁のありがたさをじわっと感じた

楽しすぎたから少し寂しいGW明けの月曜日

またNINOWパワーアップするます。





2018/03/31

NINOW vol2 無事終了しました!




NINOW vol.2無事終わりました。

ご支援いただいている皆川さまをはじめミナ ペルホネン森さま、岡部さま、そして何よりもNINOWの(私の?)校閲や相談をずーっとさせていただいている片岡さん、素晴らしい空間をいつも考えて作ってくれているsoi大和田さん井上さん、素敵なパンフレット&DMを制作していただいた吉本さん、本当にありがとうございました!
上の写真はしゃかいか!の市岡さんに撮っていただきました!とってもすてきで感激!!

来場者も300人を超えたようで、前回よりも100人ほど上回りました。
数字云々はこれからなのでなんとも言えませんが、来場者のお名刺を見てみると、異業種交わってる感じでとっても面白いです。
ご来場の皆さま本当にありがとうございました!

NINOW一回目、自分とのズレに愕然としました。
自分で考えた企画だったのだけど、自分が「NINOW」に追いついてなかったのです。
「担う」という言葉を背負えていなかった。
自分にとって「担う」こと。尾州とションヘルを「担う」ことってなんだろうと、前回が終わってからずっと考えました。

生産現場を持つことはリスキーです。
ささやかな商売はできません。
リスキーな分、返ってくる部分は大きい。
どうしても大きい商売になってしまう。

私がまだ担えなかったのは、次のステップは「生産背景を作ること→生産現場を持つこと」だと気づきながらも、それは怖かった。
だからいろんな人に甘えてました。
でも、自分がやりたいこと、現状を見てやるべきことは確実に1段階段を上がることだった。


※なんか否定&理解されないことが多いので書いちゃうけど
「機屋、職人」をやることが私の「担う」ではないです。
今ただ「機屋、職人」をやっても現状は変わりません。
根本的に直さないと機屋が生きていけるようにはならないからです。
まずは「生地値」から見直さないといけません。
この今の問題は、買う側の金額と作る側の労働が比例していないことです。
じゃあ、作る側の労働と生地値がイコールになる商品はなんなのか。
作る側が値段をコントロールできる商品を作ること。
作る側を守っていくための商品を企画すること。
作る側=機屋が今後継続していける世界を作る。
そして同時に、作る側=機屋も勉強&育てるという同時進行なのです。
この2つはとても大事なこと&時間がないので同時で進めます。


年が明けてから、やっと「担う」覚悟ができました。
なので今回のNINOWはすごく清々しかった。
晴れやかな気分で迎えることができました。

私にとってNINOWは自分が成長できるプロジェクトです。
まだ全然赤字だけど、赤字以上に自分が成長しています。
刻々と自分が変わって、この場所にたどり着きました。

今日事務所に行ってみると、NINOW会期中にションヘル織機が工場に入っていました。
自分の力量不足も、背負おうとしているものの大きさもわかっています
お世話になっている人の期待や不安も感じてます
でも、「尾州のため」でもあるけど、これは「自分のため」なのです

それに、不安になったり怖くなった時は、相談できるNINOWメンバーが私にはいるのですから!
小野さん、ゆきさん、まなさん、いつもありがとうございます!
井上さん、斎藤さん、今回からのご参加、本当に嬉しいです。

同時期にこうやって同年代が産地に入っていること、きっと何かがあるのでしょう。
なぜ惹きつけられるのか。
それは日本の産地が、布が素晴らしいからです。
私たちが生まれるよりもっと前、ずっとずっと前からある、産地の布が好きだからです。
この気持ちが産地を業界を動かすことを、今回は確信できました。

もっともっと揺り動かせるよう3回目もいろいろな仕掛けをしていきたいです。


プレゼンテーションタイムの素敵な表情をとっていただいたのは、トリッキーの毛利さんです!
ありがとうございました!








次は私の布をしっかり魅せたいなあ〜
でも焦らず、じっくり向き合って私らしく、私なりに「担って」いこうと思います

2018/02/14

情熱

私は現状に不満でいたい
理不尽で、まっすぐに思いが届かない
そんな世界に向けてアクションを起こす
私はそういう役割だからだ

情熱を持ち続けることは、とても難しいな
そして人に伝えることも、とても難しい

自分の中で燃やし続ける情熱は共有できなくていい
もちろん共有してくれる人もいてもいいけど

私は情熱だけで進んできたんだな
とても痛感している
情熱がない私は生きていないということも同じ
抜け殻になってしまう

布が理不尽な現場にいること、いつも怒っている
職人が不当な立場にいることも、とても怒っている

今まで、何回悲しい場面を見てきたんだよ
布が踏みにじられ、作る人が悲しい思いをしてきた

私はそれを直すためにいるのだ
それを直すために私は新しい布を作るのだ

ただ楽しくて可愛い布は誰でも作れる
私は現状を正すための布を作る

そのためには、自分の中にあるものだけで勝負だ
今までのベースにあるものづくりでは改善できない
新しい一歩を踏み出すための布を作らなくては、

私は私で決める
私と同じところには誰もいない

また新しいスタートラインに立っていると感じる
本当のスタートラインだと思う

ああ、だからこんなに不安なのか
今までと全然景色が違う
荒野のような場所だ
私はまだあまちゃんだったんだと感じる
今までは誰かの耕した土地だった

でも、ここに早く立ちたかった
そうじゃないと現状が変わらなかっただろう


もう誰もいないところで自分だけのクリエーションをする時がやってきた

ここからだ

また情熱を燃やしてズケズケと行こう
この情熱は誰にも譲らない、この辛さも誰にもあげない
私がやることだからだ、
なくてはならないものだからだ