2016/11/14

ハタオリマチフェスティバル!










先週末は山梨、富士吉田市でハタオリマチフェスティバルに出店してきました

こうやって他の繊維産地のイベントに出れるのは本当にうれしい。

ハタフェスは地元の機屋さん、イベントの主催者、市役所の方、地元の応援隊などなどで運営していて
機屋だけじゃなくて全然関係ないデザイナーとか面白い人が入り混じってて
しかも市の人が応援して中心的にやってるのがすごすぎて感動した!!
関係ある人ない人が真面目に産地のことを考えてやっているのがすごい。
奇跡みたい、すごい。
こんなこと言っちゃ悪いけど尾州では今の所考えられない。。
必ずしも市が協力してくれないと、という意味ではなくて、機屋ではない人が機屋を好きになって機屋のために動けるということがすごい
その動けるスペースがあること、入り込めるスペースがあったのがすごい

こういう感じにしていかなくちゃいけないな、すごく参考になりました。
今のタイミングで行けてすごく良かった。

ハタオリのフェスということで
繊維関係のブランドさんや繊維会社の方と布話できたのがめちゃ楽しかった。。

あと富士山の圧力がすごい
あと富士吉田の町の謎さがやばい
不思議な感じがすごい
写真で伝わるといいけど。。

流しの洋裁人原田さんと帰り道で
「今度は普通に観光で来たいよね」と話していたくらい
かなりディープな町でした

ここに住みたくなるの、わかる。。

楽しくて感動したイベントでした!
イベントの関係者の方々ありがとうございました〜〜!!

2016/11/07

危機



今月の始め、ケーキシリーズでお世話になった機屋さんが脳梗塞で入院した
まじか、、、と思いつつ、金ちゃんとお見舞いに行くと喋れなくなってて、体も半分動かなくなってて、でもただ、リハビリ頑張ろうね、とか明るいことしか言えなかった

なぜなら嘆いても仕方ないからだ
現実を口にしてもテンション下がるだけだし、だから明るくなるしかなかった

帰り際に機屋さんが私の手をぎゅっと握った
なんかもうさ、、

いつかこうなるとは分かってたし避けられないところなんだけど
じわじわと迫ってくると、意外と何も思いつかない
どうにかしないといけないんだけど、やっぱり余裕があるときにそういうのは思いつくんだな
でもそんなこと言ってたってどうにかしないといけないんだけど

夜、金ちゃんから「今夜は機屋だよ!」と連絡が来て
師匠と金ちゃんと機屋の主人がいなくなったションヘルに経糸をつけてカードを組んだ

師匠の布も私の布もこのションヘルが操作できなくなったら、なくなったら、仕事ができない
こんなに楽しい布が作れるのにほっておいたら知らないうちに消えていくんだろう


この数日間で、いろいろ怒れたし、すごく憂鬱になった

誰かのせいにして怒っても何も始まらない
憂鬱だろうが、自己満だろうが、自分で動かないとたち直せない


そのためには、どうしようもなく可愛い布が必要だし、そういうのが好きな人を増やしていかないといけない

アパレルがつまらないのは布がつまらないからだ
布がどうしようもなく可愛ければアパレルも変わっていく

それができるのがションヘルだと思ってるし、その思いは絶対に変わらない


苦汁を飲み続けた機屋さんの思いも、布が好きな機屋さんの思いも引き継いで
自分の力で何ができるか、今何をすべきなのか見極めてやっていこうと思います