2016/06/29

なみだ

一ヶ月が過ぎるのが本当に早い。。

もう7月なんだなあ

テリハエルの事務所兼お店がオープンして三ヶ月になりますね。はやーーっ



昨日、知人が京都の学生さんを連れてきてくれて、尾州やテリハエルのことについて話していたら、学生が「感動した!」って言ってくれて涙してくれて。。

元気もらいました。




いつもきれいな話ばかりじゃないです。

「こんな若いのに何ができるのか」「織機さわったって結局続けずに辞めちゃうんでしょ」「儲からないからやめた方がいい」

そう言われるのは仕方ないと思うし、まあ未来はわかんないし、もしかしたら何かの事情で続けられなくなるかもしれないし(病気とかね)
だからその時言い訳はしません。


でも、確信したのは
10年後ぐらいに機屋の状況がガラッと変わってない(変えていかないと)と認められないんだなって思いました。

なんでかっていうとそういうことを言う方はみんな繊維の歴史に振り回されてきた方々なんです。
ガチャマン景気から繊維産業が転落していった時代を苦労して乗り越えてきて、多分辛い思いされてきたから、「こんな商売やめた方がいい」って思ってらっしゃるんだろうな、と勝手に推測しています。


今日は師匠に次回の展示会のネタを見せて軽く打ち合わせしてきました。
本当に師匠の懐の深さと優しさに私は泣きそうになります。
何度も胸を打たれて、師匠には一生をかけて恩返ししていかねば、と毎回思います。


私はそこに道を見つけれるのです。
布を作る意味、ここに居る意味があるから私は辞めないし、病気にもなれないです。

岩正さんの楽しそうな笑顔と「後継者になってほしい」という言葉を聞くともう。。
もうやるしかないでしょ!!
信頼してくれて本当にありがとうございます。


ションヘルは生産性で勝負はしていません。
布は楽しいもの、楽しむもの、楽しく織るものです。


私は楽しくない布に興味はないです。
それがどんだけ評価されようがそれが尾州だと言われようが儲かろうがそれは絶対やらない。
これはみんなにもらったプライドだし、先人が培ってきたものだからそれだけは譲りません。




たまに、あと30年後ぐらいのことを考えます。
今支えてくれる人がみんないなくなっちゃったら、どうなるのかなって
すごく悲しくなるけど、記憶を残していかないと、という使命感にも襲われます。


私はただのバトンです。
今消えそうなものをちょっとだけ楽しくして次世代に引き継いてもらう。




あと10年後ぐらい
「あんた、よくやったな!」って言われていたいです。













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