機屋さんで修行し始めて明日が5日目。(はたやにっきはこちらから)
ションヘル織機って人間みたいです。
無駄な動きもあるかもしれない、古くてうまく動かない時もあるけど
優しいし、あったかいし、何より力強い。
一台一台に個性があって、おじいちゃんたちはそれをわかっていてションヘルと会話しながら動かしている。
でもそれを生かすのも殺すのも私たち次第。
普通の布でも、低速のションヘルで織ればそれは品質は良いでしょう
でも、それだけじゃダメです。
今私たちはションヘルを使って新しいものを作っている。
ただ世の中に出てしまえば、パクられるのは必然です。
もしションヘルがやっている面白い布が、新しい織機が高速でできるようになれば
ションヘルが存在している意味がなくなります。
だからこそ、「世界で1番古い織機、ションヘル」で「世界で1番新しくて面白い布」を常に生み出していく。
それはションヘルが生きている意味を次世代まで残す、ということだし
尾州の小さな機屋が生き残っていくためでもあります。
今の現状と未来をつなぐ、キーワードなんじゃないかな、と思います。
今、新しい布を考えています。
師匠が頭を抱えるぐらい、ちょっと難しいやつ!(他人事で申し訳ない笑)
一般のお客さんにも、もっと布に触れて欲しいし
アパレルさんデザイナーさんにももっと面白い布を知ってわくわくして欲しい!
そういう布を考えています。
やっぱり布のわくわくは人生にはなくてはならないものだよね!
布を「何にしようか?」とか「何にかけようか?」とか「何に敷こうか?」とかそういうことが考えれるのが布の良さだと思います。
もう出来上がってるものにその時間はないですから。
衣食住の中でどこに布を使おうか考える時間、わくわくする時間が、布にしかないものだと思います。
使う人がわくわくするのような布を考えるのがこちらの仕事なのです。
それは一般の方が使う布でも、アパレルさんが使う布でも同じこと。
アパレルさんのオーダーももちろんありがたいことだけど
やっぱりちゃんと提案できる布を作りたいなー
terihaeruは布のわくわくを知って欲しいからやってるんだろうな
どんぐりちゃん。
ザクザクだなあー
りぼんちゃん。
織機の上で切ってみて「かわいい!!」となった瞬間だったなあ
ko-hactionさんとの。
透け感がきれいだったなー
布を作っていれば、私がちょっと落ち込んでても、作った布が励ましてくれる気がする。
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