織物は子育て

更新が滞ってしまいました。。。

最近はワークショップや展示が一通り終わり
集中してterihaeruの新作を作ることができています。


今日は師匠にひっついて
いろいろな機屋さんにお邪魔しました。

尾州ではご夫婦でやられている機屋さんがたくさんあって
それぞれのスタイルというか、織機の特徴もさまざま。

全てションヘル織機なのですが
部品とか、得意分野だったり、もちろん不得意な織り方もあって
織機一台一台に個性があるそうです。

人間みたい。



人付き合いをするように
丁寧に織機の特徴をつかみ
会話しながら織っていく。


その姿はさながら子育てみたいです。



そんな機屋が少なくなっているのも現状で
私も超微力ながら後継者を生み出すことが
１つの使命というか、そんな風に考えています。

もちろん私も後継者になれるよう勉強勉強です。



日本の繊維に関わる地場産は
輸入綿や海外の安い布に押され、戦後から徐々に大変な時代が来ました。

そんな時代をよっこら、よっこら、と乗り越えてきた
機屋のおじいちゃんおばあちゃんたちの
布に対する気持ち。
仕事に対する思い。


技術ももちろん継承しなくてはならないですが
気持ちや思いも知りたい。



そんな企画も進行中です。


８月中旬には発表できるかなーと思っていたんだけど
諸事情で９月上旬になってしまいそうです。


ううう！


おたのしみに。