all "terihaeru" day: 大学生活終了しました

お久しぶりです。

ものすごく久々に書いています。

それもそのはず。

私はterihaeruから離れていました。

なぜなら、大学生活の最大の見せ場である卒業制作があったためです。

今回は一年かけた私の卒業制作のレポートを（なるべく短めに）書きたいと思います。
この場で書くのもおかしいかなーと思うのですが
今後のterihaeruの前に、どうしてもこの卒制のことが必要なのです。

結構入学当時から卒業制作楽しみにしていました、わたし。

自由に作れるんだから（一応コースの範囲内で）何を作ろうかな！って楽しみにしてました。

大学に入学したその年の秋に私の祖母が亡くなって...
その翌年にテキスタイルコースに入りました。

今考えると、布ものが好きだったおばあちゃんと布の話ができたら楽しかっただろうなーと思う。。

そして、テキスタイルコースに入って私はなんでかイベントに出店し、作ったものを売るようになります。

この時は、「sun market」という名前で出してました。

ホントに、無意識のような感じで気付いたら始めてました。

なのでそれから考えるとイベントに出すようになって、３年は経ちますね！
結構やってたなー

そこから、作るモノに意味がないと作る意味がない、と思い始めて
terihaeruに改名します。
誰かを照らすためのモノを作りたいな、と思って新しく名前をつけました。

布にプリントする柄もちょっと変わっていました。
たぶん、ずっとおばあちゃんのことが気になっていて
それが日本特有の色とか、気持ちとか作法とかに繋がり、柄を考えていたんだと思います。

それで１年間terihaeruを続けて、2014年に
「わたしのにっぽんは、わたしのおばあちゃん」
というタイトルで展示販売会をしました。

作っていて、展示していて気付きかけてきたことがありました。
その「日本のモノ」というのにとらわれるのがうっとうしかったんです。

私のなかでおばあちゃんはとても重要だったけど、「日本のモノ」が大切なわけではなかったから

だから、その展示会が終わったときに「違ったんだな」て気付けたんです。

そこからまた自分の手から生まれる柄を描き始めて
自分に合うモチーフは風景だなーと気付けるのですが

自分の中で、「おばあちゃん」はなおざりになってしまったのです。

他の人から見たら、「なぜそんなにおばあちゃんにこだわるのか」と聞かれそうですが
私の一緒に暮らしていたおばあちゃんは、すごく愛に溢れた人でした。

なまける、なんて言葉がないみたいに働いて
いつもニコニコわらっていて
でもすごく怒られたこともあった

学校から帰ったら、いつもホットケーキかおにぎりか、なぜかお好み焼き...笑
を用意してくれていました。

お母さんと同じ存在でした。

そんな存在が早くに亡くなってしまったこと、もしかしたらあのときこうすればよかったっていう後悔も含まれているかもしれませんが

おばあちゃんの作品をいつか作ろう、と思っていたのは確かです。

その気持ちがどんどん変化して、おばあちゃんの過去へ飛びます。

そしておばあちゃんの裏側を知って、なんであんなに私たち家族に愛を注いでくれたのかな、と思い始め
卒業制作に至ります。

卒制を作っていて気付けたのですが
terihaeruも同じところに居るというか
私のなかで、すべてひとつだったのです。

なんだ、そうなのか、とじわじわこみあげてくるものがありました。

そして私の今後にも繋がっていきます。

もし、このままお読みいただけるのであれば
私の卒業制作展のときに一緒に展示したものをそのまま載せますので
よかったらどうぞお進みください。